和歌山県すさみ町でのライブ / 大工哲弘南風ぬイヤリィ

update時のトラブルで、暫く投稿が出来ない状態が続き、久しぶりの投稿になります。この間滞っている内容は、改めて投稿します。

4月20日に、和歌山県牟婁郡すさみ町ての「沖縄・八重山島唄」と題した大工先生のライブに行って来ました。

すさみ町は、東京あらかわ支部の川邊さんの実家のある町。そのご縁でのイベントです。

会場は「多世代交流施設　E’cora(エコラ）」

会場は、広々とした庭・テラスのある平屋で、子供達が庭の遊具で遊んでいて、のびやかに過ごせそうな場所。「地域の憩いの場」という印象です。到着した時は、丁度あらかわ支部のリハーサルが行われ始めたところ。

会場には、大阪支部と「沖炭」よりのお花が！（ありゃりゃ。お花、準備するんだった、と後悔先に立たず）

開場時間近くになると、三々五々と人が集まり始め、駐車場はすぐに満杯。近くの病院の駐車場へ誘導したようです。当然、会場は大入り満員御礼状態。

あらかわ支部より「お土産」としてせんべいとちんすこうの詰め合わせが！！

オープニングアクトは、東京あらかわ支部の演奏。海上節・小浜節・ふるさと・新安里屋ゆんたの4曲。

海上節は途中から早調子で、當間さんの三板が見事。細かいリズムも曲によく乗っていました。

2曲目の「小浜節」は、川邊さんの独唱。地元でのお披露目になり、かなり緊張していて、両手共に震えていましたが、2021年の動画研修時より格段に上手くなっていました。コンクールよりも緊張したかも。3曲目の「ふるさと」は、観客席も一緒に歌い、曲そのものはシンプルですが、斉唱ではなく、主旋律とアルトパートに分けて唄っており、三線の弾きながらアルトパートを唄うのは難しいのでは？皆さん、すごく練習されたんでしょうね。最後の「新安里屋ゆんた」は、大阪支部の小西典子さんが踊りで花を添えて、素敵なステージになっていました。

オープニングアクトが終わり、メインの大工先生・苗子先生のステージ開始。

今回は、大阪支部より笛師範の石川さん、太鼓教師の田付さんが、先生のバックを務めます。（あらかわ支部のバックもされました）

第1部演目は、

鳩間節

与那国ぬ猫小

高那節（ざんざぶろう）

あがろうざ

みなとーまー

十九の春

豊年ぬあやぐ

黒島口説

ゆんたしょうら

大工先生は、前日も那覇本部で稽古があり、朝5時起きで、関空からのすさみ町入り。睡眠時間がしっかり取れず、飛行機の中でも子供たちが騒いで休めず、声が出ないとおっしゃっていましたが、本番ではいつも通りの唄。さすがプロ！

途中のメンバー紹介時に、苗子先生が「和歌山ブルース」が好きでよく唄っていて、一度和歌山に来たかった、とのエピソード紹介し「ちょっと歌ってよ」と苗子先生に無茶振り。苗子先生、「え？え？」と言いながらも歌い始めましたが、会場のあちこちから一緒に歌い始めて・・・さすがご当地ソング。苗子先生、会場の方々の心をわしづかみ状態（笑）

いつもなら曲の意味などの解説を先生が行うのですが、今回はパンフレットに簡単に歌詞の意味などが書かれていて、その部分は省略。でも先生のトークがいつもより興にのったのか、第1部終了は予定より30分オーバー。

10分休憩の後、第2部開始。

第2部演目は、

命どぅ宝

兄弟小節

ヒヤミカチ節

熊野川筏節（和歌山県民謡）

串本節（和歌山県民謡）

とぅばらーま

豆とうま節

鳩間の港

さよなら港

かちゃーしー

先生は、地方に行かれると、必ずその地域の民謡を唄われます。今回は、熊野川筏節と串本節。熊野川筏節は、会場には知っている方がおらず、残念でしたが、串本節はお客さんも一緒に歌い、囃子も入りました。この2曲と先生とのエピソード紹介もありました。八重山でもよく唄われているようで（歌詞を変えて）恐るべし八重山。

「とぅばらーま」では、苗子先生ではなく藤川さんが返しを担当。

前半の「ゆんたしょーた」では苗子先生が唄いながら踊っていましたが「豆とうま節」は小道具も出して踊り、「鳩間の港」「さよなら港」は、あらかわ支部メンバーも踊りに参入。お決まりの手ぬぐい振りも楽しい。いつの間に仕込んだのか、苗子先生がテープを投げ、会場が大盛り上がり。自分が子供の頃は、御大層な船旅でなくても、船の出航時にはテープを投げていましたが、今は禁止されているようです。テープが飛ぶと、気分も上がります！