浦添にある国立劇場おきなわの二階にレファレンスルームがあるのをご存じでしょうか。ここには芸能関係の図書や雑誌、そして国立劇場おきなわの自主公演の記録映像が所蔵されています。予約して申し込めば誰でも閲覧・視聴が出来ます。
基本的には組踊や琉球古典に関するものが多いのですが、その中になんと大工先生のCD「八重山歌謡全集(全10巻)」が収蔵されました。とても誇らしいですね。
きっかけはこの施設を利用する実演家や県芸の学生さんから「大工さんの八重山歌謡全集は置いてないの」という声が寄せられたからです。舞踊の地謡の勉強をしていて、参考としてあの曲をよく聞きたいけれど、持っていない。10巻セットともなると高価ですし、学生さんには負担です。それではという事でレファレンスルームにてCDと工工四をご購入いただきました。
そして期間限定でルーム入ってすぐのところに「大工哲弘コーナー」が立ち上がっています。ご担当のTさんが心を込めて作ってくださいました。中々のボリュームです。展開期間は未定なのでなるべく早くご来場くださいね。
下記にリンクを張っておきます。
国立劇場レファレンスルーム https://www.nt-okinawa.or.jp/document/reference-room
開館日時は毎週火曜日、水曜日、木曜日、第2・第4土曜日の午前10時から12時、午後1時から5時と短いですが、前もって先生の過去の出演記録などを検索してレファレンスルームに伝えてください。それから出向かれるとスムーズにいきますよ。ルーム内には先生のCDが流れていて、ゆったりとした時間が過ごせます。私も最近ちょくちょくお邪魔しています。
山本千加子