大哲会ブログDaitetsukai Blog

うむまあ木の下で

6月23日 慰霊の日

沖縄は毎年鎮魂の祈りを捧げる。

 

「うむまあ木」とは「クワァーディーサーの木」の事。

和名では「モモタマナ」や「コバテイシ」。

琉球民謡の「屋慶名クワァーディーサー」や八重山の節歌「石ぬ屏風節」でも「枝持ちの美らさ」と詠われている。

大きな葉をつけた枝が横に広がり、木陰ができることから公園などで多く植えられている。

 

そんな「クワァーディーサー」は哀しい声や涙で育つ言われている。

山之口獏の詩「世はさまざま」

「-前略-

そうかと思うと琉球には

うむまあ木という木がある

木としての器量はよくないが詩人みたいな木なんだ

いつも墓場に立っていて

そこに来ては泣きくずれる

かなしい聲や涙で育つという

うむまあという風変わりな木もある」

 

摩文仁の平和祈念公園、「平和の礎」の周りにはこの「クワァーディーサー」が植えられている。

その平和祈念公園 平和の火サイド(平和の礎の先にある広場)で

6月23日の17時から「うむまあ木の下で vol6」~2023慰霊の日チャリティー・ライブ~が開催される。

大哲会から、ブリカール園と伊藤幸汰が出演する。

最後には出演者全員で大工哲弘師匠が作曲した「命どぅ宝」を演奏する。

これまでも平和イベントで歌ってきたが、今回は摩文仁の丘に建つ、平和の礎と平和の火のそばで

歌詞を噛み締めながら「アコークロー」の空に向かって唄いたいと思う。

 

翌日からは琉球民謡音楽協会のコンクールだが、沢山の人に来場して欲しい。

 

by 幸汰

 

以下、詳細。

【うむまあ木の下で vol6】

~2023 慰霊の日チャリティー・ライブ~

 

日時

2023年6月23日(金)

第一部 17時~18時

第二部 18時30~19時30

 

会場

平和祈念公園 平和の火サイド

(平和の礎の先にある広場)

出演

Mona Shima(Vo&Key)

伊藤幸汰(唄・三線)/ブリカール園(唄・三線)

SUKE(Vo&A.Gt)/田中茂徳(Vo&E.Gt)/謝花勇武(Vo)