大工先生が主人公「栄人」のおじい役「朝栄」で出演された「なんでかねぇ~鶴見 ガーエーにはまだ早い!」を見てきました。
私が行ったのは「島ぜんぶで大きな祭 第15回沖縄国際映画祭」桜坂劇場ホールAで 上映されたものです。前もってネットで申し込むシステムだったらしく当日券があるのかどうか不安でしたが、無かったら別予定を計画してのお出かけ。少し雨模様の中、1時間ほど並んでチケットをゲットしました。無料です。無料に弱い関西人(笑)
当日国際通りは結構な人出です。コロナ禍で外出もままならない時期を経ての開催なので、皆さん待ちかんてぃしていたのでしょう。
映画ですが、横浜市鶴見区にある中通り商店街の道ジュネ―をモチーフに、エイサーを通して人と人の繋がり,思いやり、そして祖先に感謝することなど沖縄の心を表現しています。見どころは沖縄市の園田青年会のエイサーと鶴見のエイサー潮風のガーエ―、迫力満点でした。
この映画は人情喜劇なので一杯笑いますが、所々で思い切り泣かせます。
やられました、私も。
歌を聴いて泣いたのはいつ以来かな?まさかこの曲で泣くとは思わず、ハンカチが間に合いませんでした。歌詞がストーリーとピタッと合っていました。
あと、先生演じる朝栄おじぃの古い通帳が画面にアップされるのですが、それもまた涙の種。2000円、3000円と細かい金額を貯めていくのです。そうそう、昔はこんな風にしてお金を貯めたよね。今みたいに投資とか、ハイリスク・ハイリターンとか言わずにコツコツためて…。
そしてそのお金を東京へ行きたいと言った栄人に持たせてやります。「栄人、うちなー魂わしんなよ」
昭和の私にはピンポイントで刺さりました。
あまりネタバレをするといけないので、この辺にしますが、内地の皆さんもぜひ見てください。5月30日に鶴見のサルビアホールで凱旋上映会があるそうです。オフィシャルサイトを貼っておきますので時々覗いてみてください。沖縄では桜坂劇場でやるみたいです。
「なんでかねぇ~鶴見 ガーエ―にはまだ早い公式ホームページ
https://riverstone.okinawa/nandekanetsurumi_movie
山本千加子