来月から新年度が始まり、6月には、琉球民謡音楽協会の民謡コンクールが開催されます。
受験者にとっては、晴れの舞台となるわけですが、初めて受験する方にとっては、未知の世界であり、なかなかイメージも湧きにくいのではないでしょうか。
今回は、コンクールがどのような会場で開催されるのかわからない方向けに、これまで開催されてきた会場をいくつか紹介いたします。
以前より長きにわたりコンクールが開催されてきたのが、西原町中央公民館です。
↑西原町中央公民館の正面玄関
↑2017年のコンクールの新人賞合格者
建物自体はかなり古くなってしまいましたが、今年の新春民謡合同弾き初め会でも使われるなど、まだまだお世話になっています。
↑今年1月の新春民謡合同弾き初め会の様子
実は、昨年、北海道から沖縄に移住した筆者も、昔の話ではありますが、優秀賞と最高賞は、この会場で合格させていただきました。
自身の受験や弟子の受験の付添などで何度もこの場所を訪れてなじみがあったことも、移住先を西原町に決めた要因の一つになりました。
続いて、2018年のコンクールが開催されたのが、八重瀬町東風平にある南部総合福祉センターです。
↑南部総合福祉センターの正面玄関
この年は、コンクールの日に、台風が本島をかすめるというなかなか得難い経験をしました。
窓の外で木々が強風に揺られていた様子が、印象に残っています。
そして、昨年、コロナ禍の中で開催された会場が、南風原町のなーでぇらシーサー館です。
↑なーでぇらシーサー館
↑2022年のコンクールの新人賞合格者
今年のコンクールは、6月24日、25日に、浦添市のアイムユニバースてだこホール市民交流室で開催されます。
↑今年のコンクール会場となるてだこホールの市民交流室
今年2月の琉球民謡音楽協会定期総会も、この会場で開催されました。
↑今年の定期総会の様子
コンクールは、それまで積み重ねてきた稽古の成果を披露する場であると同時に、審査員の先生方や観客の皆様にご自身の唄を聴いていただくことができる貴重な場でもあります。
もちろん緊張はしますが、そういう場で唄うことのできる幸せをかみしめて、晴れやかな気持ちで舞台を楽しんでほしいと思います。
そのためにも、日々の地道な稽古を、ぜひ頑張って積み重ねていってください。
中田 光太郎