「八重山うた 大哲会 設立記念公演 陽春の宴 響ましょうら やいまうた 大工哲弘・苗子うた会」御礼
八重山うた大哲会
会主 大工 哲弘
会長 伊藤 幸太
謹啓
陽春の候、会員の皆様におかれましては、益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
この度は、「八重山うた大哲会設立記念公演 陽春の宴 響ましょうら やいまうた 大工哲弘・苗子うた会」への多大なるご理解と大勢の会員のご参加を賜り誠にありがとうございました。
無事公演を開催でき、大盛会裏に終演できました事は、会員皆様のご協力あってのことと、心より感謝申し上げます。
思い返せば、2010年を過ぎた頃、「大工哲弘 八重山うた会」の会員も全国に広がり、毎年開催してきた「リーダー会」の役割も組織的な側面を重要視する必要性が出てきました。また、大工哲弘師匠の「歌三線」は勿論、技術面だけではなくお考え等も会員全体に浸透させ、「師匠大工哲弘の八重山うた」を継承していく組織として会派を発足することが大きな夢でありました。
「リーダー会」を開催するたびに、いつ議題として提案するか思案を重ねましたが、リーダーの皆様に快く承諾を頂き、2015年2月に「八重山うた 大哲会」として発足できた喜びを今でも忘れることができません。
「大哲会」という会名や会紋を決める際にも多くの議論があり、生みの苦しみも味わいましたが、今改めて会名や会紋を見ると、誇らしい気持ちになります。
さらに、「八重山うた 大哲会」の設立を記念した公演も壮大な目標でありました。構想から約2年。本公演に相応しい会場は「国立劇場おきなわ」だと密かに願望を抱いておりましたが、客席数、予算等多くの課題が山積しており、実行委員会を立ち上げた後にも、2回公演を1回にするべきか、入場料を変更するべきか等、多くの葛藤がありました。 劇場側との初めての打合せの際には、こちらの構成を上手く伝えきれず苦い経験もしました。今となって話せる裏話が沢山あります。
大工哲弘師匠の芸歴五十周年という大きな節目に、師匠と同じ舞台、しかも「国立劇場おきなわ」の舞台に立つことができ、本番の緞帳が上がる時の込み上がる気持ちは会員皆様の一生の宝物になったと自負しております。
会員の皆様に於かれましては、ご多用の折にも関わらず、お力添えを賜り、心より感謝申し上げます。
はなはだ略儀ではありますが、書中をもって御礼とさせて頂きます。
結びに、会員一同の益々の多幸とご健康を祈念申し上げます。
謹白