大哲会ブログDaitetsukai Blog

やぐじゃーま節

「作田節(ちくてんぶし)」など三線に合わせて歌ったり、楽しく穏やかに
暮らしているのに陽春の若夏の頃になると、人間どもがそこかしこに現れて、
たいまつを「あからぱたら」と灯して、捕まえられて、大事な爪を
ふちゅるはたら」ともぎ取られて、何と辛いことか!どこに逃げれば
いいのだ。権力の横暴に呻吟する庶民の悲哀をカニに託して歌っている。
松明が赤々と燃えるさまを「あからぱたら」、爪をもぎ取られるさまを
「ふちゅるはたら」とユニークな表現がすばらしい。

ペーチン