先日の12月5日(土)開催の「第3回でんさー節大会」。
大工先生の母校、「八重山農林高校」OB会が主催するこの大会。
先輩方の 『後世まで伝えよう我が島の心』 という思いがつまった、すばらしい大会でした!
25名の出場者。演奏前。みなさん、緊張した面持ち。県外から、そして、八重山からこの日のために来沖された方も!
91歳の島袋フミさん(石垣市平得出身)!すばらしい歌声に拍手喝采。唄持ちを口三線で「ティントゥンテントゥン トゥンテントゥン~♪」と自ら唄われていたのがとってもステキでした。
大工先生が創設された「八重農郷土芸能部」OBによる「川良山節・まみとーま」。元気溌剌、若さあふれる爽やかな舞踊に心踊りました。
勤王流八重山舞踊無錆之会「川井民枝舞踊道場」による「上原ぬ島節・でんさー節」。厳かな雰囲気が漂い、八重山舞踊の静謐な表現に会場が静まりました。
舞台を去りゆく後ろ姿。美しいです!
特別ゲスト、大工先生によるでんさー節。力強い歌声が響き渡りました。会場からの割れんばかりの拍手。先生の思いが伝わった証拠でした。
審査委員長、大工先生より挨拶。「子供たちの出場者が多かったことが、今回、とても素晴らしかった!また、でんさー節はとぅばらーまと違い、思いの丈を吐露する唄ではなく、切々と語るようにやさしく唄う歌。そして、八重山方言の発音。これらに注意して、また、次回チャレンジしてほしい!」というお言葉が印象的でした。
見事、特別賞を受賞!91歳でしっかりと自分の足で立って表彰状を受け取るお姿に感動!
優勝者、前盛善博さん(石垣市白保出身)による「でんさー節」。トップバッターという不利な状況にも関わらず、見事、優勝!本当にすばらしい「でんさー節」でした。
今回、久しぶりにゆっくりと客席で大会を観覧して思ったのが、「出場するよりも、見る方が勉強になる!!!」ということでした。どういう歌が人の心に染み渡るのか、どんな唄い方が人の心に響くのか、これからの課題は何か、、。とてもいい勉強になりました!
このようなすばらしい大会を開催して下さった、大工先生をはじめ、実行委員会のみなさま、出演者の皆様、本当にありがとうございました!
次は再来年の開催だそうです。
楽しみです!
賞品は八重山農林高校に因んで、冬瓜、大根、泡盛、お米などの農作物でした!ステキですね☆
スギタ