露を受けて美しく咲く花とその花に戯れる蝶を、恋人たちの 睦みあいのように美しく表現した「胡蝶の歌」を、幸太、園、 石川の三名の品の良い出で立ちと息の合った演奏はとても 好感が持てました。
「富崎野ぬ牛なーまゆんた」は、薪取りの娘が目にする、 牛がのんびりと草を食む牧場ののどかな情景を大工先生と 幸太が朗々と大らかに歌う掛け合いと、後半手拍子による 「とーすい」まで豊かな曲想、掛け合いがすばらしく、 三線による伴奏などない方がいいとさえ思いました。
ペーチン