沖縄タイムスの第一面にわが大工先生が登場して、ユンタから今に至る
八重山民謡への関わりを熱く語っています。
貧しい少年時代、家業の農作業に明け暮れる毎日でも、周りにはいつでも
ユンタがあり、八重山の自然が少年の豊かな感性を育んでいったのです。
年頃になって三線を手にするものの、アシバー(遊び人)と揶揄されながらも
抒情豊かな八重山民謡にのめり込み、数々の指導者の門をたたいて、研究・
修得して現在の基礎を築いていったのでした。
そして今や八重山民謡を全国的に広めるかたわら、民謡の枠を超えて
沖縄のアイデンティティの確立に声をあげています。先生の次代への
伝言とは、「辛い今こそ唇に歌を!」と言いたいのかもしれません。
ペーチン