琉球民謡音楽協会による研修会に行ってきました。
テーマは、沖縄、宮古、八重山各地方の民謡の発生過程や
歌詞の意味について、上江洲由孝顧問、大工哲弘名誉会長、
天久健次相談役の三講師によるシンポジウム形式で行なわれました。
三講師による講演内容と質疑応答の内容については、事務局で
まとめていただくことにして、各地方間の民謡の関わり合いが興味深い。
沖縄民謡で歌われる馬山川、だいさなじゃー、恋の花、でんさ節、
鳩間節、遊びションカネー、貫花などは元歌は八重山民謡の
真謝節、太田節、くいぬぱな節、でんさ節、鳩間節、前渡節、
真栄節だし、八重山民謡のトーガニスーザ節は宮古民謡の
あやぐが元歌だし、一方宮古民謡の東里真中は八重山民謡の
あがろうざだし、それぞれの地域で取り入れられアレンジされて
歌われているようです。
とくに、鳩間節は、八重山では、ゆったりしたテンポの曲で、
スディナとカカンの清楚な出で立ちで、両手に四竹を打ち
鳴らしながら優雅に踊るのに対し、沖縄では、ハイテンポで
かっぽれの動きを取り入れて飛んだり跳ねたりして踊られています。
こうした各民謡間のアレンジについて、好ましくないとするのか
大いに奨励するのか大御所、師匠の皆さんはどう考えておられる
のでしょうか?
子供たちへの「情うた」の歌詞指導はどうあるべきか問題提起が
ありましたが、子供は成長とともに理解するようになるのですから
ほっといて分かるようになるまで待てばいいのではないでしょうか。
PTAが怖いとあらば、童謡などいくらでもあるのですから、適当に
見繕って課題曲を提供すればいいのでは。
ペーチン