大哲会ブログDaitetsukai Blog

なかなん節

なかなん家の美しい娘は幼少の頃から将来を約束した許嫁がいたのに、
月夜の晩に浜辺で役人に手籠めにされてしまった。

あんなに嫌っていた役人だったのに、今では愛着が出てきて、許嫁への
気持ちが薄らいでしまったと歌っているが、純情な乙女が手籠めに
された相手を嫌悪こそすれ、愛が芽生えるなんてあり得ない。

八番以下の歌詞は男の側からの都合のいい歌詞であり、後で取ってつけた
ものではないのか。

哀切極まる旋律に乙女の悲しみが凝縮されている。

ペーチン