大哲会ブログDaitetsukai Blog

豊かなる島、西表

先日、久々に西表島に行ってきました。

これまで何度か訪れていますが、移住後は初めてで、この島に宿泊したのも初めて。

まずは大原でレンタカーを借り、ンママキーやまねこパークへ。

何ともシュールな滑り台が出迎えてくれ、早くもテンションマックスに(笑)。

シュールなヤマネコ滑り台

 

続いて、西表野生生物保護センターへ。

ここは、イリオモテヤマネコをはじめ、島の野生生物や自然環境保護に関する展示が非常に充実していて、本当に楽しめましたし、ロードキルの深刻さも伝わってきました。

そして、館内には、民謡の歌詞も掲げられていました。

やくじゃーま

まるま盆山

古見ぬ浦

仲良田

 

この日は、星砂の浜のそばの宿に宿泊。

翌朝、浜に下りてみました。

朝の星砂の浜

 

2日目は、うなり﨑に寄った後、白浜に行きました。

時間がなくて舟浮までは行けませんでしたが、久々に内離島を見ることができました。

「まるまぶんさん」に出てくる「成屋」があった内離島

 

白浜から引き返して、まるま盆山へ。

まるま盆山

 

海岸には、3つの民謡の歌碑が並んで建っていました。

まるまぼんさん

祖納嶽

仲良田

 

そこから、東経123度45分6.789秒の子午線モニュメントへ。

子午線モニュメント

 

それから上原へ戻って、でんさ之碑へ。

我々が訪れた前の週に、上原でデンサ節大会が開催されたそうです。

上原の「でんさ之碑」

 

それから大原に戻ってきて、街中に入る寸前で、なんと、車の前に、シロハラクイナが飛び出してきて、急ブレーキをかけて、なんとか回避できました。本当に危なかった~。

島内では、各所に制限速度に関する看板があり、気をつけて運転していたので、良かったです。

皆さんも、島で運転する際には、くれぐれも気をつけてくださいね。

 

それから、南風見田浜まで行き、初めて「忘勿石」を見てきました。

忘勿石之碑

戦時中、波照間島の全島民が、軍命により南風見田に強制移住させられ、マラリアで約3分の1の島民が命を落としたという悲しい歴史があり、当時の波照間国民学校の識名校長が、それを後世に伝えるために、帰島前に、石に「忘勿石 ハテルマ シキナ」と刻み、1992年になって、現在の形の「忘勿石之碑」が建立されました。

この日も、浜からは波照間島が見え、当時、苦しんだ島民たちは、どのような思いで故郷の島を見ていたのかと想像すると、胸が痛みました。

 

高速船に乗る前にランチで立ち寄ったのが、豊原の「食堂ワタブンブン」。

若いご夫婦で営んでいる店で、自分は石垣牛のすじ煮定食を食べましたが、お吸い物から何から、ヘルシーでとても美味しかったです。

島に渡った際には、ぜひお立ち寄りください。

 

2日間の滞在でしたが、さまざまな歌碑、豊かな自然、美味しい食などを存分に楽しむことができました。

お決まりの観光コースでは味わえない魅力、豊かさが、この島にはあります。

八重山うたを学んでいることで、そういったものをさらに楽しめたのではないかと実感しています。

ぜひ皆さんも、機会を作って、八重山の島々まで足を伸ばしてみてくださいね。

 

中田 光太郎