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恒久平和を願って

今から80年前の今日、米軍が慶良間諸島に上陸し、地上戦である「沖縄戦」が始まりました。

その2日後、渡嘉敷島では、日本軍から投降を禁じられた多くの住民が、いわゆる「集団自決」により、命を落としました。

ちょうど昨年の今ごろ、渡嘉敷島を訪れ、その現場の近くを訪れました。

現場の入口付近には慰霊碑が建立されていましたが、実際の現場とされる場所には、足を運ぶことがはばかられました。

 

現場近くに建つ慰霊碑

 

建立に至る経緯が記されていました

 

この先に現場があります

 

沖縄に住んでいると、実際に、このような過去の悲惨な歴史が作られた場所に行くことができ、多くの学びが得られます。

 

移住する前の2019年に、札幌で開催された「We love OKINAWA デニー知事トークキャラバン」に参加し、会場で質問を募集していたので、「札幌で三線を教えています。平和を実現するために音楽を通してできることはありますか?」という趣旨の質問を提出し、司会の方(新外交イニシアティブの猿田さん)に壇上で読み上げられたことがあります(時間切れで、回答はいただけませんでしたが)。

 

先に完成した大工先生の新しい工工四にも、戦争のない平和な時代が続くよう強く願う唄が掲載されています。

 

新たに追加された「新世節」

 

先生のオリジナル曲「命どぅ宝」

 

恒久平和を願うとぅばらーまの歌詞

 

このきな臭い世の中で、この沖縄の地に住んで、次の世代のために我々ができることは、限られているかもしれません。

でも、こういった唄の数々を先生からしっかりと学び、受け継いでいくことは、とても大切なことなのではないでしょうか?

 

 

中田 光太郎