2月16日(日)は、10時からムーンテラスで、研修会が行われました。
この日は、午後から琉球民謡音楽協会の総会があるため、そこで斉唱する曲や、総会終了後の懇親会の余興で披露する曲を練習しました。
斉唱曲としては、「かぎやで風節」「鷲ぬ鳥節」「安波節」「祝節」「なりやまあやぐ」を唄いました。
「かぎやで風節」は、お正月バージョンの歌詞で唄ったほか、普段はあまり唄わない八重山以外の曲もしっかり唄えるのは、心強いですね。
その後は、余興の曲の「鷲ゆんた」と「月出ぬはなむぬ」を練習しました。
どちらも三線なし・太鼓ありのアカペラで唄うことになり、みんな緊張気味です。
「鷲ゆんた」については、後半の歌詞は漢字では「鷲ぬ鳥 世願ゆな 鷲」と書くので、ゆんたの場合は「ヨーニガユナ」ではなく「ユーニガユナ」と唄うという先生の解説に、一同納得。
ゆんたにすると、唄の尺の取り方が難しいですが、何度も唄って、本番に備えました。
そして、「月出ぬはなむぬ」は、人頭税時代に青春時代を奪われた当時の若者の無念さを唄った4番の歌詞をぜひ披露したいとのことで、本番の歌詞が決まりました。

ゆんたの練習風景
そして、同じく余興で「とぅばらーま」を披露する3名の独唱の練習があり、それぞれ返しの女性がサポートするという豪華な布陣で、3名の個性が出たそれぞれの「とぅばらーま」に、みんな聞き入っていました。
これで、2日間にわたる大哲会総会・懇親会のプログラムは終了し、皆さんで軽い昼食を取り、会場の片づけを行いましたが、少し時間があったため、片づけた後の会議室でもなお練習をするという熱心さで、協会総会に備えました。

熱心に唄っています
この2日間、全国から師範・教師・支部長などの皆さんが大工先生の下に集まり、研修・交流ができたことは、本当に有意義で、貴重な時間となりました。
那覇本部の準備も多々至らない点がありましたが、特に新事務局長の加藤さんが、寝る間も惜しんで準備してくれたおかげで、無事終了することができました。
大工先生、参加した全国の皆さん、那覇本部の皆さん、本当にお疲れさまでした。
そして、どうもありがとうございました。
中田 光太郎