島唄ブログdiary

生まれ土地に還る師匠

今年は我が師匠の故山里勇吉氏の生誕100年にあたることから

「山里勇吉生誕百年記念事業実行委員会」が結成され

生まれ故郷の白保村に功績を称え顕彰碑が建立されることになり

いま地元では着々と準備が進められております。

顕彰碑になる大石

建立される屋敷内

建立者名  2024年(令和6年)

代表 名幸 諄子

門下生代表 大工哲弘 長間辰夫 安里 勇

門下生一同

 

 

ありし日、颯爽と馬に跨がる勇吉師匠の勇姿、

 

 

山里勇吉は 1925年(大正14年)4月に石垣市字白保に生まれ

2018年(平成30)に92歳で天寿を全うした。

若い頃石垣でのとぅばらーま大会に紋付き袴で朗々と歌う先輩達の姿に

感激し 初めて参加した白保のとぅばらーま大会で審査員の大浜津呂、

川平亀にその才能を認められ 本格的に民謡の勉強を始める。

1957年(昭和32)とぅばらーま大会で優勝後、様々な仕事をこなしながら

歌の道に邁進し 圧倒的な迫力のその歌声は沖縄県内外のみならず

海外の人々をも魅了し 大きな和称賛を得た。

また永年にわたりボランティアで芸能チャリティ公演を開催し 

その収益金を沖縄県等の社会福祉協議会に寄付するなど沖縄県の社会福祉の

向上に尽力し 厚生大臣賞をはじめ その功績が広く認められた。

苦難の歴史の中で、雄大な自然を魂とし歌い継がれた抒情性豊かな

八重山の歌は 山里勇吉の天賦の美声と声量で さららなる八重山伝統

文化芸能の発展と普及に広く貢献した。

限りない郷土愛と八重山の歌への情熱に生涯を捧げた白保とぅばらーまの人

山里勇吉の偉業を讃え 生誕百年を記念しここに顕彰碑を建立する。

山見りば 我が島ゆ思い出し

海見りば 白保村思い出し

~碑文から~

八重山民謡で一世を風靡した我が師匠の山里勇吉師匠の

顕彰碑は生まれ故郷、しかも実家だった屋敷内で建立されます

大好きな白保村に帰って来たと云うことです。

屋敷内ではちょっとしたのど自慢大会などが開催されるスペースもある。

建立完成セレモニーは11月29日

顕彰碑の前で行なわれます。

白保のみなさん。楽しみに

お待ちください。