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「ゆかる日 まさる日 三線の日」の公開生放送に行ってきました

琉球放送開局70周年記念「ゆかる日まさる日三線の日」の公開生放送に三線持参で行ってきました。実に5年ぶりの開催です。今回の会場はパレット久茂地9階にあるパレット市民劇場でした。友人と横並びで鑑賞しましたが平日(月曜日)のせいか、有料催事(3000円)のせいかわかりませんが、空席が目立ちました。

島袋千恵美さんとRBCアナウンサーの嘉大雅(よしみたいが)さんが総合司会を務めました。

トップバッターは山川まゆみさんと島うた少女テン。                                    「ユイユイ」からスタートです。いつも明るく元気に可愛らしく歌ってくれます。

そして18時の時報と共に「かぎやで風」の斉唱が始まりました。狭い客席で難儀でしたが一緒に演奏しましたよ。本当に久しぶりと感慨深かったです。

いよいよ大工先生の出番です。苗子さん、伊藤幸太さん、西原和希さんも一緒です。1曲目は「八重山育ち」苗子さんがお箏、幸太さんが太鼓、和希君が笛で花を添えます。この曲は八重山民謡を3曲分楽しめるので良いですね。

2曲目は幸太さんと和希君で「夏花」笛は何と大工先生が吹かれました。この「夏花」は和希君の高祖母が作られたそうで明治初期の日付の入った書き物が出てきたそうです。作られた方は亡くなっても歌は歌い継がれて残っていきます。

 

仲宗根豊さんと松原忠之さん。「なりやまあやぐ」と「古見ぬ主」

フォーシスターズと新垣成世さん。「島々美しゃ」と「三村踊り」成世さんはフォーシスターズさんとの共演をとても感動されて涙ぐまれていました。こちらまでもらい泣きです。

次は19時の「かぎやで風」の斉唱を挟みRBC創立70周年特別企画が始まりました。舞台の上は前川守賢さん、よなは徹さん、仲宗根創さん、宜壽次光さん。歌は「くずれ格子」(くじりごうしと読みます)

これは1960年代、RBCの郷土劇場で放送され人気があったTVドラマの主題歌です。(作詞:当間淳 作曲:普久原恒勇 歌:又吉盛保)ドラマは時代劇なんですが曲調はまるで歌謡曲です。興味のある方は検索してみてください。                 そしてRBCの社歌では客席からも歌声が聞こえ、親しまれているんだなと思いました。

 

次は前川守賢さんと新良幸人さん。曲は八重山民謡のデンサ節。ご縁があってCDを作られたそうですが、ゲンちゃんのデンサ節は初めて聞きました。

徳原清文さんと我如古より子さん。曲はデンスナー節。

徳原清文さん、神谷幸一さん、大城貴幸さんの曲は「四季口説」

とても珍しい組み合わせと選曲です。大城さんでも緊張されているのが客席からもわかりました。大先輩たちですものね。      清文さんと幸一さんのうちなー口のお喋りは、もう~たまりません。細かい意味は分からなくても表情や口調で「面白いことを言っている」と想像できます。せめてうちなー口を聞き取れたら…と思います。

時間はあっという間に過ぎました。フィナーレのカチャーシーのあと、「次の三線の日まであと364日!」と会場で声を合わせてお開きです。あぁ、楽しかった!

 

山本千加子