台風の影響で延期になっていた琉球民謡音源協会第22回藝能蔡が、9月22日、糸満市の「シャボン玉石けんくくる糸満」開催されました。お天気にも恵まれ、夏のような暑さでした。
日程変更の為、県外会員の参加者は計6名渡、かなり少なくなりましたが、上位入賞・独唱の会員は全員参加出来ました。会場のステージが小さい為、幕開けの人数が制限され、今年度コンクール合格者がメインとなります。
今年のコンクールで、大哲会から、新人賞での独唱が2名、優秀賞の独唱が1名、大賞での独唱が1名渡、計4名の独唱者が出たのは初めてで、当会としては喜ばしい限りです。また「あがろーざ節」の歌い出し直前に、会場から子供の泣き声があり、まさに子守歌が始まるにふさわしいシチュエーションでした。
今回の藝能祭では、八重山部会の演目は3曲。斉唱「繁盛節~とぅまた松節」、舞踊「鳩間節」、舞踊「山いらば節」。舞踊は川井民枝先生の研究所が担当してくださいました。「山入らば節」は、昨年秋の「国民文化祭」でも川井先生と共演させて頂いた演目です。今回、踊りの地謡が2曲あり、踊りに併せて三線を弾き唄うという貴重な地謡の経験もできました。
器楽合格者の器楽合奏と、斉唱「繁盛節~とぅまた松節」で、太鼓新人賞合格の大阪支部の飯野さんが太鼓デビュー。しっかりと太鼓をたたいておりました。
今回、台風の為に藝能祭延期となり、参加予定者の大半が来ることが出来ず、その点に関してはとても残念です。藝能祭は毎年あり、参加はできるのですが、コンクール合格での参加は、また別物ですから。
藝能祭終了後は、近くのお店で「ぶがりのーし」。参加された皆さんから「楽しかった」「参加してよかった」と言って頂き、裏方担当としても、嬉しい言葉でした。
by 大哲会事務局