国立劇場おきなわであった「こどもサマースクール」の発表会にブリカール園さんと行ってきました。主催は国立劇場おきなわで「地域における子供たちの伝統文化の体験事業」と位置付けられ、公募された小学3年生から6年生の30名ほどに五日間かけて稽古、リハをして舞台にあげます。
【プログラム】
- 琉球芸能ワークショップ(会場:てぃんさぐぬ花をうたう)
- 喜歌劇 子供馬山川(お芝居コース修了生発表)2チーム
- 琉球芸能ワークショップ(会場:マヤ―小のお囃子と手ぶりの練習)
- 舞踊 与那国ぬマヤ―小(舞踊コース修了生発表)2チーム
- VTR 琉球のからくり花火
- 喜歌劇 仲直り三良小
指導される舞踊、地謡の先生方は若手から中堅のプロの方たちですが、たった五日間の稽古ですよ。あのわちゃわちゃした子供たちを指導して、まとめ上げる。さぞ、ご苦労があったことと思います。しかも台風が再び帰ってきたタイミングで、送迎の保護者の方々も大変でしたでしょう。
正直言うと、舞台の出来を期待せずに行ったのですが、子供たちの達者なことにびっくりしました。 生き生きとしていて、歌う、囃子を掛ける、踊る、こねり手も上手、フォーメーションもクルクルと変えて決めポーズもカッコよく! 何より舞台を楽しんでいました。心から子供たちに脱帽。感動しました。(振り返って自分は工工四覚えるのが遅くて五日では無理やなぁ~と反省)
すごいなぁ~。沖縄県の伝統文化に対する情熱がすごいです。子供の頃から舞台の楽しさを感じさせて、将来、伝統芸能に進ませる仕組み作りの一つなんですね。
そしてまとめたのが国立劇場おきなわ 調査資料係で、那覇本部の仲間、モーリス歩さんが勤務しています。彼女はこの発表会のために仕事に忙殺されていましたが、これで一段落ですね。本当にお疲れさまでした。
追加の余談です。私が住むマンションの管理人さんと会場でばったり会いました。なんとお孫さんが「与那国ぬマヤ―小」に出演していました。小学校の三年生。とても楽しかったらしくて猫の顔化粧のままお家に帰ったそうです。今度三線弾いたら、踊ってくれるかな。
山本千加子