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「八重山の先史文化」 八重山の歴史と文化講座より

琉球人はどこからきたのか?

九州から台湾にかけて弓なり状に連なる琉球列島は当初は
東アジア大陸と陸続きだったが、太古の昔から火山活動や地殻変動を
繰り返しながら現在の形に落ち着いたと考えられている。

2008年に八重山竿根田原洞穴(やえやまさおねたばるどうけつ)から
日本最古(2万4000年前)の人骨が発見されたことから、旧石器時代
にはすでに人類が存在していたと考えられている。

先史とは、人類が登場して以来文献的資料がない旧石器時代から
縄文時代あたりを指すが、八重山、宮古地方は、琉球列島の最南端に
位置し、その地理的環境から、沖縄本島以北とは異なる先史文化を持ち、
本土の縄文、弥生文化は伝わらず、台湾以南、オセアニア地域などの
南方文化の影響を受けてきたと考えられている。

ペーチン