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歌い福いコンサート 感想

『仲宗根創  歌道15周年記念コンサート~歌い福い~』行ってきました!

歌とともに歩んでこられた、創さんの人生そのものが、「歌い福い」なんだなぁと、民謡や歌ということさえも超えて、私自身の人生をも振り返ってしまうくらいの、深く心打たれる舞台でした。こうした経験は滅多にできるものでないので、立ち会えたことに感謝しています。

独唱だけでなく、研究所のお弟子さん達、幸太さんをはじめ、ゆかりのあるゲスト歌手のみなさんとともに構成されたコンサートでした。広いホールでしたが、表情がよく見えるかなり近くの席にいたこともあり、一曲一曲への思い入れや表情の違いに心揺さぶられ、笑いあり涙ありの、あっというまの3時間。創さんと幸太さんデュエットの六調節、数え歌のはやし部分、面白かったですね!司会の城間幸一さんが、これからの民謡界はこの二人が引っ張っていくでしょう!とおっしゃっていましたが、わたしもそう思います!!お二人とも、ますますファンになりました!!とっても楽しみですね。

創さんは、2年前の旧正月の久高島でお目にかかったのが初めてで、お祝いの行事の中で、島の方々とたくさん歌われていたのを覚えています。かたつむりの唐船どーいを教わって、ちょうど発売されたCD「歌ぬ糸」をその時にご本人から購入し、愛聴盤のひとつとなっています。今夜はあの時以来の生の歌声を聴くことができて本当によかったです。島からのお客様もいらっしゃってましたね。

東夫妻とともに、会場への道中から、開場待ちで並んでいる最中もずーっと甲子園のラジオ中継を他のお客さんも一緒になって聞いていましたが、席をとって開演10分前くらいに興南高校逆転勝利の試合終了!という絶妙のタイミング!と同時に、満席の会場中から拍手が沸き上がるという、まさに沖縄全部が福に包まれた一日でした。

鶴見

 

PS. 後半の独唱で歌われていた、セイ小さんの戦争体験にもとづいた歌、なんて言うタイトルでしたっけ?創さんは、直接経験していないことを歌うのは難しいとMCされていましたが、いまこそ歌わなければと強く思った衝撃的な歌でした。