大哲会ブログDaitetsukai Blog

70年目の慟哭

母は13歳で戦場を彷徨っていたのです。

そして、父親・兄弟、自分の青春をもすべて失って、今まで生きてきたのですが、
その生々しい地獄の日々を聞かされて、今なお心の傷が癒えることはなく、
そのかさぶたを剥がすのが辛く、テレビなどで特集番組などが放映されても、
まともに向き合えなくて、録画はしても、見ることはできなかったのです。
でも70年目の今回は意を決して向き合うことにしたのです。

まさに地獄の戦場を逃げ惑う人々、骨と皮に痩せ細って泣きもせず、
ただ放心状態の幼い子供たち、傷ついて運ばれていく子供たち、
涙なくして見ることはできない、この私たちの慟哭に耳を塞いで聴こうと
しない人たちがいるこの現実。

東日本大地震で被災した人たちを励まそうと、「花は咲く」の歌を
全国的にキャンペーンを実施している心優しい日本人のみなさま、
ちょっとこちらも向いてと祈るしかないのでしょうか?

ペーチン