島唄ブログdiary

正月ぬ朝端(あさぱな)

明けましておめでとうございます。
新年のお慶びをもうしあげます!

毎年我が家は妹が贈ってくれる育成園で作られた八重山風の「しめ縄」を飾ります。風格があります。新玉ぬ年に炭と昆布飾てぃ心から姿若くなゆさ(正月かじゃでぃ風節)の歌詞より

正月の挨拶言葉です
ミィートゥシゥ ンカイヨウリ イイクトゥユー(八重山)
(新しい年を迎えられて おめでとうございます!)
ィィーショウガチ デービル(沖縄本島)
(良いお正月です)

八重山の正月では必ず「鷲ぬ鳥節・ばすぅぬとぅりぅ」を演奏して
嘉利ー(かりー縁起)を付ける風習があります。

♪綾羽(あやぱに)ば生(ま)らしょうり 
 ビル羽にば産(すぅ)だしょうり
♪正月ぬ早朝(すぅとぅむでぃ) 元旦ぬ朝端(あさぱな)
♪東(あがろ)かい飛びつけ 太陽(てぃだ)ばかめ舞いつけ
  鷲ぬ鳥世願(ゆーにが)うな鷲 

 訳(綾なす七羽の雛をかえし 
 正月の黎明、元旦の朝ぼらけ
 東の空 太陽に向かって飛んでいった)

ーー雄大な詩を荘厳な曲にのせて歌われる「鷲ぬ鳥節」は正月に相応しい
希望を詠った名曲です。

まだまだ不安が続く世、健康第一にコロナ終息を祈り、
今年こそは普通の生活が戻り、
世界平和な世を願い
希望が持てるすばらしい寅年世にしたいと
早朝、鷲ぬ鳥節を歌って願かけをしました。

「イイクトゥタンガー アラスメータボーリ
ニンガイ ッスサリルンユー!」石垣島くとぅばで願い事)
(皆様にとって幸多き 良い年となりますようお祈り申しあげます。)

本年も、どうぞ拙「島唄ブログ」を宜しくお願いいただいます。