新譜CDアルバム「大工哲弘のTanor(タノール)時の声・謡の和(ディスクアカバナーASCO-2014)が
いよいよ本日26日リリースの運びとなりました。
〈参加者〉大工哲弘(歌・三線)大工苗子(歌・琴)屋嘉部允(笛)西表高康(太鼓)/伊藤幸太・池田陽生(歌・三線)
〈楽曲〉
1.やぐじゃーま節
2.まんがにすっつぁー
3.新世節〜あんやーぬあっちゃーん出でおーり
4.こーねーまーぬ父
5.さにしゃ
6.ヨーホー節
7.桃里節
8.マラリア撲滅の歌
9.鷲ぬ鳥節
10.朝花節
11.新鳩間節
12.下原節
13.遊びとーがにすーざー
14.六調囃子
15.船ぬ親ジラバ
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〈七壽七の歌〉 太鼓・西表高康(上) 笛・屋嘉部允(下)
これまで20代、30代、40代、50代、60代と年代ごとにレコーディングして
その年代の声をアルバムに文字通りレコーディング(記録)として納めてきたのは愚生の歴史そのものである。
今回はなんと、どっぷり70代になり77の喜寿を迎え老境に入ってのレコードなのだから
一般に言う後期高齢者の粋。だが、愚生は「後期」では無しに「高貴」と自負しています( ^o^)
確かに若い時のように声を張り上げて歌うことが曲によっては躊躇うことが多く、成る丈力入れすぎないようにしております。
別の意味で八重山民謡をこれまでとは違ってより一層一句、一声を大切に丁寧に歌うことに心がけて、
うたったつもり、分かり易く言えば、歳相応な歌声に仕上がっていると思います。
言うまでもないが、レコーディングには何時も愚生をサポートする、大工苗子の存在がある
琴伴奏は勿論・・
故郷、宮良村の古謡「船ぬ親ジラバ=うーねぬやー」今回は中声・裏声(転調する)のみですが
女性の歌い手でこれだけ歌える八重山出身は居ないであろう?貴重な存在です。
機会があったら是非「船ぬ親ジラバ」の「本声」も歌ってみたいなーと二人で呟いております。
新しい試みとして本作に愛弟子の伊藤幸太(東京都出身・大哲会会長)と新進気鋭な池田陽生(岡山県出身、現在琉球大学生)が
大きく育っていることに期待を寄せ、三曲ですが今作に参加しております。
本作アルバムは音以外のブックのライナーノーツは谷崎潤一郎賞を受賞したばっかりの小説家の木村紅美さんに
旧友のよしみで原稿を依頼したら快く引き受けてくれました。ステキなライナーノーツありがとうございました。
さて、本作タイトルのTanor(タノール)のこと をブックの表紙に
投稿しましたので、参考までに・・・
Tanor〈タノール〉のこと 大工哲弘
本作タイトル「タノール」は八重山独自の言葉である。器用さ・巧みさ・手練 れなどの意味を持つ。一説には、手馴れ・多馴れが転訛して「タノール」になっ たとも言われている。たとえば、唄巧者を評して「タノール美しゃ」(タノールが 美しい)とか「タノールぬアソーラー」(タノールがある)などと表現され、唄者にとっ て最大の賛辞となる。唄以外でも仕事タノール、話タノール、踊りタノール美 しゃなどと使われることも多々ある。言えば、万事にわたりそれぞれの分野で機 転と融通を利かせ、身にふりかかる障害や危難を乗り越え、祖 おや たちから受け継い だ DNA、個性を光り輝かせる人をいにしえの八重山人は「タノールがある」と 賞賛したのだろうか・・・?
・・・まだ文章は続きますが、ブログの枡行が足りないので、続きは是非CDをお買い上げになって笑納くださいまして
ご指導ご鞭撻の程をよろしくお願い申しあげます。
CD注文の際は下記に連絡されていください。
参考までに11月1日「鶴見ウチナー祭」11月2日「新宿海人~アイランドタワー酒房ライブ」
11月3日「島唄カーニバル」会場でも販売することになりました。
よろしければオフノートと併せてお求めになってくださいね。
オフノート 神谷一義拝
有限会社メディア・ルネッサンス
〒125-0042東京都葛飾区金町4-18-11
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ライブ会場で皆様とお会い出来ること楽しみにしております。
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