長月(16夜)に第22回「全島とぅばらーま大会」が
アイム・ユニバースてだこホール(大ホール)で午後7寺から開催され
エントリー者18名が八重山を代表する叙情歌をそれぞれ想いの歌詞で熱唱されました。
今年は戦後から80年ということで、7月6日予選会の時に半数以上が同歌詞「山みりば」「隔てめうる故」)を歌うという無作為な歌詞並びに愚生をはじめ実行委員は本選まで時間があるので
戦後から80年に関する歌詞に変更していただくとありがたい!と出場者にお願いすると
半数以上の出場者が戦争の哀れ、平和の尊さを唱えた歌詞に変更され熱唱されました。
特に感動したのは96歳で挑戦した山根安行さんは
♪戦さ世ぬ 地獄 哀りある数ん 夢ぬ80年
♪とぅばらーまに願いゆ 込みてぃ 世界ぬ平和あらち給り
ンゾシー 弥勒世あらち給り
実際に自分の戦争体験を歌に乗せたのですが・・・
残念ながら賞には漏れてしましました?
優勝した吉川忠男(40歳)は
♪苦ししゃ哀りや 戦争場ぬ話
肝に残し 語り聞かしょうり
ンゾーシーヌ子孫ぬ世までぃん
(悲惨で哀れな戦争の話、胸に刻み 子や孫の世代までも語っていきます)
「繋ぐ」心を力強く歌ってくれました。
全体に聴き応えのある戦後80年の「全島とぅばらまーま大会」でした。
審査員が順位を決めるまで
特別ゲスト第21回優勝者(新城マヤ)がとぅばらーま熱唱
郷友会の舞踊発表として
赤馬節(在沖石垣市郷友会)
つぅんだら節(在沖宮良郷友会)
ちでぃん口説(在沖与那国郷友会)
小浜節(在沖小浜郷友会)
ーーーーそしていよいよ表彰式
愚生の審査講評の後、成績発表がありました。
表彰の結果 下記のとおり
優勝 吉川忠男(40)
二位 池田陽生(19)
三位 藤川貴司(50)
奨励賞 慶田花涼馬(22)
努力賞 吉井宏子(56)
会長賞 通事エイ子(90)
ーーー残念ながら大哲会からは4名チャレンジしましたが
中村、有馬は賞から漏れました。
二人とも二年後の開催に意欲を燃やしております。
全島とぅばらーま大会で優勝した吉川忠男は10月4日(土・旧暦13夜)
石垣市で開催する「石垣とぅばらーま大会」に派遣され、
本選大会で歌うことになりました。
そういえば・・・石垣大会の予選会に大哲会から7名チャレンジすることになり
何名合格して本選に進めるか分りませんが?
一人でも多くの会員が合格され、本選に臨めること祈っております。
ご健闘をお祈りをしております。
なにわともあれ
昨夜の「全島とぅばらーま大会」の出場された皆様、
主催された在沖八重山郷友会連合会
旧盆直後で忙しいにも関わりもせずに、多くのトゥバラーマファンのみなさまが
来場くださいました。
本当にありがとうございました。