昨日はアイム・ユニバースてだこホールに秀風会八重山民俗舞踊研究所第20回発表会「秀風継承」を見に行きました。
開場1時間前に到着しましたが、既に駐車場は満車、座席も2階席までいっぱい。在沖八重山出身の方々にとって待ち焦がれた公演なのだと感じました。
ロビーにはたくさんのお花や初代会主「本盛秀先生」のお写真が飾られていました。
幕開けは「赤馬節」。上品で控えめな発色の朱色の着物。自然と調和した上品で気品溢れる色味に八重山独特の美しさを感じました。
演目も喜怒哀楽様々な曲目が織り交ぜられており、秀先生の技術の高さ、豊かな創作力を感じ、また、それがしっかり継承されていることに感動いたしました。
「麦ぐるくばーさ」「与那国ぬマヤー小」ではとてもユーモアな仕草もあり観客から拍手喝采でした!
また、実際に蝶が飛んでいる様、水を飲んでいる様を観察して創作された「綾蝶」も、真っ白な着物と橙色の着物ときらめく金色の扇子の瞬きがとても可憐で美しかったです。
どの演目も実際に御嶽で奉納されている様子を見ているような気持ちになり、神に捧げるという本来の目的を見させていただいているような気持ちになりました。
2代目会主「本盛美奈子先生」の「たらくじ節」は素晴らしい地謡と相まってとても感動的で素晴らしい踊りで涙が溢れました。
最後は出演者全員でスクリーンに映る秀先生を囲んで「六調節」。舞台と客席が一体となり、秀先生の踊りが継承されていることを祝福するかのような空気に包まれていました。
今日の公演でまた更に八重山民謡が好きになり、八重山民謡に出会えた人生に感謝いたしました。
これからもこのような素晴らしい公演をたくさん見て勉強し続けたいと思います。
ブリカール