佐古忠彦氏監督の映画「太陽の運命」を観た。
元太田知事の「戦争しか生まない沖縄の軍事基地
何としてでも平和な社会に変えて行く決意である」と政治生命をかけた
演説には心に響く。観客からも拍手がおきる。
辺野古新基地に反対する沖縄の二人(故太田昌秀・故翁長雄志)知事が
ウチナーぬウマンチュ(御万人)の為に政府と抗う生き様にはヌチトゥ・カクガー(命がけ)
で闘っている姿に正義感が溢れている。
「うちなーんちゅ うせぇーてーないびらんどぉー!!」(沖縄人をバカにしてはいけませんよー!!)
翁長知事の名言である。「イデオロギーよりアイディンティティ」とオール沖縄を推奨し結束させた。
翁長知事が那覇市長時代、市長の側近で同級生である愚生の友人の宮里千里も
翁長氏との知らざるエピソードを語る場面で数回スクリーンに登場する。
緊張がつづく流れに千里出演はホットする場面である。
平和を追いもとめ 理不尽な基地押しつけに抗い信念を貫き生きた二人の男
その熱き闘いの記録を綴ったドキュメンタリー映画
残念ながら、この映画で沖縄で起こっている実相の解決の出口がみえないのである。
正直、沖縄の苦悩はまだ現代進行形なのである。
二人の知事を通して沖縄の実態の歴史を知っていただくためにも
県外の方々に是非、観て貰い一緒に「日本の安全保障問題」考えようではありませんか?
今年もやがて4月28日4・28(ヨンテンニハチ)沖縄の「屈辱の日」(沖縄が本土から分断された日)が
やってきます。風化させてはいけない「日米地位協定」「安全保障問題」
トランプ関税措置も含めて対アメリカとの関係を考える機会にしてみてはどうだろうか?
「太陽の運命」は桜坂劇場で4月19日まで上映されております。
上映プログラムは桜坂劇場HPチェックされてください。