島唄ブログdiary

出前ライブ♪

喜舎場永珣爺(1885~1972)
八重山民謡誌の著書・八重山古謡(上下)他

先月29日(金)は介護者宅へお出かけライブ」がありました。

なんと、その訪問したお宅の介護者が八重山出身なら誰もが知っている

故喜舎場永珣爺の孫に当たる(玻座真令子・昭和16)さん。また故玻座真理芳氏

(石垣在で私立医院を開業&エッセイスト)著名な息子とご結婚され玻座真家の嫁として

ガンバッテおられたが近年脳梗塞を発症され二度大手術を乗り越えて娘の献身的な

介護の取り組みリとリハビリの効果もあって令和4年に退院され身体も

向上されたが発語は困難であるが意志表示をされるまで回復しました。

一層の回復を願い玻座真さんのディケアーを担当してたマネージャは

元愚生の弟子だった小川さんが言うには、玻座真さんは大工先生の唄が大好きなので

「是非出前ライブしていただいて生で八重山民謡でエールを送っていただければ」

どんなに喜んでもらえるか?依頼を受けて

玻座真家の広い居間でご本人と娘、妹、ケアーマネジャー、苗子も琴で参加、短い時間でしたが、喜んでいただきました。 ご家族の承諾を得て写真を掲載させていただいております。

 

先月29日「出前ライブ」が実現したのである。

歌三線の演奏が始まると、一曲ごとに手足を動かし目はかがやき、

唇は唄と一緒に動き喜んでいる様子が分る、

娘や妹たちもビックリされておりました。

うたの力ですね ♪♪

玻座真理芳(明治42~昭和45年)
「八重山観光音頭」
「十五夜」
「大川音頭」
「石垣市歌」などの作詞者

 

7曲ばかりの生演奏

その中で選曲したのは令子さんの義父・玻座真理芳氏が作詞された

「八重山観光音頭」「十五夜」を歌うと、妹がオジィちゃんの笑い声が聞こえてくる?

と大喜びでした。

以前、大川に在る宮良殿内の(宮良当演・真謝目差主役)が作詞・作曲したという

白保節を仏壇の前で歌ったときも、家主に大変喜んでもらったことを思い出した。

帰りに、一冊しか残っていないと言う貴重な喜舎場永珣著本「八重山民謡誌」「八重山島民謡誌」

玻座真理芳氏の著本「余藎」(歌集)をお礼にといただきました。

宝にします。

八重山民謡誌
八重山島民謡誌
余藎(歌集)

僕としてはちょっと肝ゆすらして(心が元気に)なっていただいた?

社会福祉貢献?できたかな?

確かに歌い手は大勢の前で歌うことも大切かも知れない

しかし、たった一人の為に、大好きな唄をうたって相手に喜んでもらえる

そんなことができる素晴らしい歌の力 冥利に尽きます。

改めて歌と向いあう意味、役割、自覚をした次第です。

なによりも、1日も早く玻座真令子さんが回復されることを

願っております。

発声できるようになったら、またお邪魔して

祖父である喜舎場永珣爺のエピソードや義父である玻座真理芳氏の

昔の八重山の話などを聞いてみたいな。

令子さんギバローリよー(がんばってーね)!!