すでに民謡ファンでしたらご承知かとおもいます。

沖縄民謡界の大御所であった上原正吉さんが去った５日心筋梗塞のため沖縄県那覇市の自宅で死去されました（８２歳）

訃報を知らされた時にはビックリ、二日前の３日は那覇文化芸術劇場なはーとで「ドーナツ盤からの唄声コンサート」で

元気な姿で持ち味の美声を「ウムヤー小」を熱唱し会場を沸かしていた正吉さんが、

まさか！他界されるなんて今でも信じられません。

いつもニコニコして話掛けてくれた笑顔が忘られません。

本当に優しい先輩でした。

沖縄県合同民謡連合会の旗揚げ公演でのステージ、
もう見られない、聞かれない美声のステージ

デビュー当時から「マサーニィ」「てっちゃん」と呼び合って可愛がられていました。

愚生も師匠（故山里勇吉）と共に７０年前後、

桜坂にオープンした「沖縄」という店で故上原正吉さん、

大城志津子姐も一緒に「民謡ショー」で

変わる代わる歌っておりました。

今考えると貴重な体験でした。

２１年は県文化功労賞を民謡界から二人一緒に表彰されました。

愚生と一緒に２１県文化功労賞表彰されたとき
祝賀パーティーにて

また巨匠の故前川朝昭氏の意を継ぎ「前川本流民謡協会」を牽引する傍ら

「県民謡合同連合会」の

役員として一緒に活動していただけに

惜しい先輩を失ったもんです。

県民謡合同連合会会長の宮里好一さんと故上原正吉、神谷幸一と

いや沖縄民謡界の損失と言ってもいいでしょう！

また愚生が会主している「八重山うた大哲会」も毎年、琉球民謡音楽協会の「芸能祭」の

打ち上げ会は上原夫婦で経営していた

「宮古根」でお世話になっておりました。と言うより

ご迷惑をお掛けしておりました。

昨日は多くの人に惜しまれながら首里観音堂で

告別式があり参列してきました。

心からご冥福をお祈りいたします。

安らかにおやすみください。