沖縄・奄美地方は昨日から梅雨入りしたようだ。
例年よりは、ちょっと遅れての梅雨入り
八重山地方では梅雨の事を「ゆどぅん」という
「雨淀む」が転訛したもの
また「梅雨入り」「入梅」を「ゆどぅん・いーりぅ」と言う。
八重山の季語の響きは好きです。
これからの時期は雨が続くと沖縄では紫陽花ではなしに白く咲く
ツバキ科の伊集(イジュ)の花である。
花芯は淡黄色で20メートルにものびる高木で花は枝の先に集まって綺麗に真白く咲く。
琉歌にも伊集の花を詠んだ有名な歌がある
「伊集の木ぬ花や あんちゅさら咲ちゅい
わぬん 伊集やくとぅ 真白咲かな」
歌意:(伊集の木の花は あんなに綺麗に咲いている
わたくしも伊集の花のように
真白に美しく咲きたい)
変わって
俳人・松尾芭蕉が東北・北陸地方をめぐる「奥の細道」の旅を終えた地が岐阜県大垣である。
芭蕉はその旅で豊かで美しい大垣の自然を体感し、
各地の名所・旧跡を尋ね土地の人々と出会った。
そして芭蕉はこの旅をきっかけに新しい俳句の境地を開いた
それが「不易流行」という言葉である。
愚生の音楽姿勢もこの芭蕉の言葉と出会ったから
今のジャンル不問の境地を生み出した。大好きな言葉です。
その芭蕉の「奥の細道の旅を終えた地」に歌三線の弟子達(八重山うた大哲会岐阜支部)が愚生を待つ
大垣に明日から旅立ちます。
そこで一句・・・
ゆどぅん節空を仰ぎて旅に発つ
岐阜県は沖縄より暑そうだなー?
お世話になります。