昨日3・4『第29回ゆかる日 勝る日 さんしんの日』特別番組
RBCiラジオ9時間の生放送はあっという間に終わって了いました。
沖縄は誰もがみとめる「うた・さんしん」の島だと言っていいでしょう。
その数といい、種類といい、まさに「音楽王国」の名に相応しい。
音が漏れ、歌が流れるかりゆしの島は14,15世紀頃中国から伝わってきた三線を、
亜熱帯の光だと風と土の中で定着させ、「絃声一体」のスタイルを編み出し、
独特の音楽文化をつくりあげたたおやかさには驚かされる。
三線の一つ一つの素材を解釈し尚した技と知恵があった。
三線を弾けなくても絃の一音の「テーン」という弾きには、
沖縄の人と文化と歴史の模様が織られ誘(いざな)ってくれる。
風土の彫りがある。夢や希望や哀しみ、汗や涙や笑いをのせながら、
三線は私たちの日常を綾どり人と人を、島と島を結び国を繋ぎ、
三線音楽は進化し続ける。一つの楽器をめぐって、人が回り、
歴史が回り、人を結ぶ不思議な楽器だ。世替りの歴史、
唐ぬ世、大和世、アメリカ世、復帰の世をくくり抜け翻弄されながらも
独自の三線世を作り出し琉球からオキナワ・
Okinawaになるまで世界と対話ができる世になったことを
「ゆかる日 勝る日 さんしんの日」がそれを証明している。
来年は節目の30年、いまから楽しみにしております。
「さんしんの日まで後ーーー364日!」