島唄ブログdiary

「大城美佐子」姐を偲ぶ

2018年「週肝・金曜日」5月号の表紙になった

大城美佐子さん(84歳)が帰らぬ旅発ってから今日17日でちょうど一ヶ月が経ちました。

八重山の諺に「しぅんぴとぅぬ ぱんや はいしゃーん」

(死んだ人の足は早く去っていくように感じられる)

本当に早く感じますよね。

先月はPCが故障して修理に預けてあったので、

「偲び会」の報告ができませんでした。

遅ればせながら一ヶ月忌で美佐姐を偲びたいと思います。

愚生は74年、故竹中労主催の「琉球フェスティバル」からずっとご一緒で

いつもお世話になっておりました。

食事の時は「てっちゃんは若いから一個では弁当は足りないでしょう」と言って

他から2個も3個ももってきて、愚生に食べさせてくれた。それでも

たりなと言ったら、自分のものを分けてくれていた。

お陰で愚生は「大食いのてっちゃん」とあだ名が付いた。

いや、実際大食いであった。笑

その時共演した琉フェス・メンバーで残っているのは現役を引退されているが

国吉源次兄(アザ)・知名定男と愚生3名になってしまいました。

余りにも寂しい。

美佐姐とは昨年の11月末、名護市民会館で公開収録された

NHKのTV「民謡魂」で共演したのが最後でした。

その時も楽屋に来て言っていたな~

「てっちゃん弁当食べる?」って。

鬼籍になった先輩唄者が多いので

ひょっとしたら、天国で「琉球フェスティバル in後生」として

開催できるかも知れませんね。

今年の旧暦7月盆に後生からオンラインで配信したら

大スクープになるかも知れない?

後生での琉フェス出演、知名と愚生はちょっとまだ早い

ナーチュチバイ(一踏ん張り)したいな。

長い後生の道のり、改めて美佐姐のご冥福を

心からお祈りしております。

そして天国からお弟子さん達や

後輩達を見守ってくださいね。

合掌

2017年。粟國島まつりで共演