島唄ブログdiary

巨星墜つ!!

悲報です。

「ワイド節」「綾はびら」外数多くの名曲を世に出した。

島歌の大御所、坪山豊さんが(昨日20日)老衰のため

奄美市内の病院で帰らぬ人となりました(昭和5年、享年89歳)

ご存知でない人の為に略歴・・・

奄美で島唄の盛んな地域の宇検村生勝に生まれる。

恵まれた影響もあり後年、坪山豊は名瀬に移り住み舟

大工としての傍ら島唄界に足を踏み入れる。

1972年(昭和47)名瀬市で開かれた

「実況録音奄美大島民謡大会」では42歳で新人賞を獲得し

「大型新人」として脚光を浴び、本格的な活動が始まったと言うから

デビューは意外に遅咲きの坪山さん。

以後、伝統的な島唄は勿論、奄美に新民謡ありと

数多く作曲され国内外の様々なミュージシャンとの共演をなし、

沖縄関係の歌者との交流も深く坪山豊は不動の地位を築きます。

 

ーーー個人的は沖縄が本土復帰した直後から兄弟のように可愛がられ

島唄全盛時代に豊兄と一緒に歌が歌えたこと至極幸せな時間でした。

多大な文化の伝承と発展に貢献された奄美の誇る島唄の伝道者であった

坪山豊兄の告別式は本日(22日)名瀬市で執り行われましたが

新型コロナ感染拡大防止のため家族葬で行われたそうです

改めて豊兄のご冥福を心からお祈りします。合掌

ーーー明日のFM石垣さんさんラジオ(北谷FMニライ局と同時放送)

「歌マール」番組(14:00~15:00)では1982年1月31日、

目黒公会堂で開催された「奄美・八重山島唄の共演」と題した

坪山・大工の二人会公演の秘蔵ライブ音源の一部を紹介し

坪山豊兄を偲び「歌供養」したいと思います。

平成16年、天皇(平成)「陛下の古希奉納祝いの催し」(リハーサル風景)で皇居内にある桃華楽堂で坪山さんと共演する大工夫婦と坪山さんのハヤシは故皆佐代子さん。お二人、これからは天国で島唄共演できるね。