島唄ブログdiary

月桃ゆれて

明日の6月23日は「沖縄戦全戦没者追悼式」が摩文仁の平和祈念公園にて行われます。

新型コロナウイルス感染症の拡大防止と参列者の健康・安全を第一に考慮し、式典は招待者のみ縮小して200人規模で実施するそうです。
明日の沖縄は不戦の誓いと平和の祈りにつつまれます。

予断だが
愚生の稽古場アルテはミュージシャンとの交流が多いところ。Tミュージシャンとの話

新型コロナ禍ですべて仕事を失い、
今はアルバイトでサンニン(月桃)のお茶を販売しながら生計を立てコロナ終息を見て音楽活動を再開したいとフリーランス厳しい現状を話してくれた。
彼は何故、月桃のお茶を売っているかと言うと、

自分のおばぁちゃんが沖縄激戦中、豪の中に避難しようとしたが避難者が多くて豪に入れず、

仕方なく群生している月桃の根元に隠れた。
すると米兵は豪の中に避難した島民を火炎弾で放射、全員犠牲にあった。ところがTミュージシャンのおばぁちゃんは白い月桃の花がゆれていたのを米兵は降伏の合図だと思いおばぁちゃんは救出され

命拾いしたそうです「運命の岐路」と言うことでしょう。おばぁちゃんを助けた月桃のお茶を売り

「月桃に御恩返しをしたい」。熱く語ってくれた。

沖縄戦を語り継ぐ意味でも貴重な話を聞いたおもいでした。

Tさんから月桃のお茶
いただきました。
サンニンの香り、、、くせになりそうです。
飲み終えれば、しっかり協力したいと思います。

戦後から75年目の夏、戦争体験者が激減する中、

確かに語り部も段々少なくなっている、

戦争談は聞き伝え

けっして風化させてはいけない。

6月23日は平和の尊さを改めて考え

12時に黙祷したい。

♪月桃ゆれて 花咲けば 夏のたよりは南風
綠萌える うりずんのふるさとの夏
~「月桃の花」歌詞より~