島唄ブログdiary

ハートランド(黒島)

去った2月ふるさと石垣島と黒島を訪れた。

歌踊りの郷を探訪する。

沖縄の雑踊りの代表として「黒島口説」がある。

その黒島口説きは宮良孫賢(1790~1849)年が黒島目差(助役職)の時に作詩したと伝えられている。踊りを創作したのが字石垣出身の諸見里秀思(1876~1942)年の二人は明治27年、黒島に滞在中、東筋部落の区長大桝三戸、当山慶屋から舞踊創作を懇願され日夜苦心のすえ、創作した聖地・黒島(ハートランド)を訪ねることができました。

黒島口説は、島の風景を讃え、豊年の歓び、祭りの綱挽き、スルメを盗んだ鼠や猫のおかしさ、六月祭りの海山のにぎわい、乙女たちが浜に下りて蟹と捕まえようとして手をかまれたさわぎをコミカルに表現している。歌の間に踊り手が囃子立て転調する構成は楽しく且つユーモラスに島の風習習慣を描写した内容の唄通りは新鮮な感動を与えてくれる。

琉舞の影響をうけながらも、八重山風に仕立てた諸見里秀思と宮良孫賢氏の二人の傑作と云ってもいいでしょう。

これからも「黒島口説」は各地で永遠に踊られるであろう。