島唄ブログdiary

ふるさとの詞(詩)人の訃報

「海の青さに空の青南の島の風に 空の青」で歌い出す、

ウチナーンチュでしたら誰もが知っているフレーズ。

普久原恒勇の作曲、吉川安一(やすいち)さん作詞「芭蕉布」で知られている

吉川安一さん(85歳)が18日午後1時42分、大腸がんの為名護市内の病にんで

死去されました。訃報を知らされビックリしております。

生前は「北部とぅばらーま大会」で一緒に審査員させて頂きました。

そして2021年には名護で開催されました。「しまくとぅば普及」を目差して「しまくとぅば養成講座」開催した際にも

参加していただき、いろいろ「八重山のコトバについて」波照間永吉さんらと勉強させていただきました。

2021年名護で開催された
しまくとぅば講座で
愚生と波照間永吉さんで「八重山のことば」を講演した際に吉川先生も参加してくれました。親子と揶揄されました( ^o^)

作詞においては各地の風物を題材にした歌や校歌など数百曲の作詞されております。

テーマは「ふるさと」が多く「ふるさとの雨」が有名だ。

「ふるさとの優蝶」「ふるさと地球」「ふるさとは」などがある。

ーー数十年前でしたが、鳩間島の豊年祭に参加してブガリノーシ(打ち上げ)で

島の人達と一緒に広場で三線弾いて盛り上がっていると、突然雨になった。

すると、誰かが、突然「ふるさとの雨」をソロで歌うと、自然に大合唱になった。

それで皆歌いながら場所を公民館に移った。こんな光景は生まれてはじめてであった。

吉川さんの作詞「ふるさとの雨」が実感として鳩間島で体感させてもらった思い出である。

いかに島でも愛されている吉川さんの歌だと言うことを知らされました。

吉川安一さんの著本
詩(詞)曲集
「ふるさと ふるさと」

また名桜大学の特任教授も歴任されたことからヤンバル(山原)北部地区の歌も多く作詞されております。

告別式は本日(22日)午前11時半~正午、名護市名護にあるサンレー北部紫雲閣で

営まれます。愚生は残念ですが、告別式に参列できなかったので、弟子の伊藤にお願いして香典を預けました。

安一さんの生前を偲び、先生のCD作品集「ふるさと ふるさと」に納められた曲歌を視聴しながら

心からご冥福をいのり「詩、うた」の供養させていただいております。(合掌)

 

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