とぅばらーま歌詞の部

「令和3年度「とぅばらーま大会」が19日(日)石垣市民会館で開催されます。
大会では「歌唱の部」と「歌詞の部」があって先に応募された歌詞の部の審査があり
先日、上位入賞者が発表されました。
最優秀賞に選ばれたのは神奈川県川崎市 廣田律子さん(67歳)
♪「年ば取り手足(てぃーぱん)ぬ ゆがみ(歪み)ねーぬ 見やー見やーうるかー
両親(ふたうや) 思りそうよー ンゾーシーヌ ただーい似やーきぃそうーら」
(年を取って手も足も型がゆがんでしまった よくよく見ていると両親が思い出される
 どんどん似てきたね)

優秀賞に選ばれたのは八重瀬町屋宜原 田本義信(73歳)
♪「肝や 急ぐとぅん 足や言ず事 聞かん 年取りぅ 
舵折り 人なり いなむぬ ンゾーシヌ 若さどぅ思り」
  (心は急ぐとも足が言うことをきかない 年取り舵の折れた 人の養で
   残念 若さこそ 思われる)

同じ優秀賞には石垣市宮良 松原秀吉(89歳)
♪「うむいぬ すーぬふつぃや うつぃけーされー(ウムイバヌ クリシャー)
 たんがー とーかくぃ みーにすぃに すぃがれー(ヤーツィンダーシーヌー
ムヌラー)ンゾーシヌ しかさぬ ならぬ」
(思いで深い 波打ち際は かき消され 独り迎える トーカチに 新北風そよぐ
 寂しゅうて ならぬ)
詳しくは八重山毎日新聞参照ください。
https://www.y-mainichi.co.jp/news/37790

https://www.y-mainichi.co.jp/files/entry_options/37790/pdf/20210915.pdf

拙評
最優秀賞の廣田律子さんは母親を長年介護しながら変化していく母親と自分の
身体を見比べながら母親に似てよかった気持を表現した親孝行精神に胸が打たれた。
優秀賞の田本佳信は我が大哲会の「とぅばらーま歌詞コンテスト」でも
入賞されている常連の作者である。田本は個人的に愚生と中・高校とも一緒であった
年取るにつれて身体が言うこときかないのは同心境で笑えた。
すばらしく豊かな島ム二(八重山方言)詩型は旨く表現された作品が多かった。各世代に独自の知覚を差し出しあえて豊かなる詩句になっていた。
しかし現行の「コロナ禍にあって二年近くも世界中がウイルスに苦しめられ緊急事態宣禍で開催する意義がある「とぅばらーま大会」なのに「コロナ禍における」ひりひりした感覚や新しいマスク生活様式、お盆でアンガマもエイサーも出来なかった寂しさなどをしたためた心情や東京五輪関連など詩ネタはいくらでもあったはずだが、とぅばらーまの特性である空気を詠み取る雰囲気の歌詞が見られなかったのは残念だったと個人的に思いました。
来年度期待したいと思います。

さて、今年19日の「とぅばらーま大会」歌唱の部に、愚生の愛弟子・伊藤幸太が
10数年ぶりにチャレンジします。
これまで培った歌唱技術を本場で思い切り歌ってくれることを願っております。

本人より愚生の方が緊張していると思う?笑
尚、FM石垣サンサンラジオでは「とぅばらーま大会」をスタートから最後まで
生中継放送します。興味のある方はチェックされて
出場者の応援宜しくお願いします。