島唄ブログdiary

第一回『宮良長包音楽コンクール」脈々と歌い継がれる長包音楽

『第一回 宮良長包音楽コンクール』
本日、終了しました。

リハーサル風景
えんどうの花をうたう善波輝大くんの伴奏を務めた伊藤幸太。

審査員: 泉恵得(主催者)/金城泰子/大工哲弘/津下美奈子/外間三枝子

会場:琉球新報ホール 開演13:00~17:00

独唱(小学校低学年の部)・(小学校高学年の部)
   中学校の部、高等学校の部、大学の部、一般の部
アンサンブルの部、合唱の部門で30組みが競い熱唱しました
結果・・・・
・小学校低学年の部 
 一位に宮里海和(かいと)髙良小学校3 すみれ
・小学校高学年の部 
 一位に波照間心杜(こと)津嘉山小4   桑の実
 二位に佐久川心(こころ)宮城小4   子どもの歌
 三位に善波輝大(あきひろ)兼城小6 えんどうの花
・中学校の部    
 一位 伊禮朱里(あかり)嘉手納中3  赤ゆらの花
 二位 玉那覇朱里(あかり)西原中3  桑の実
 三位 福地愛香(まなか)石田中3   えんどうの花

・高校の部
 一位 宮城春花(はるな)コザ高1 桑の実・えんどうの花
 二位 比嘉梨音(沖縄カトリック高3)安里屋ゆんた・汗水節
 三位 西富紳(じん)沖縄工業高2 えんどうの花・泊り舟
・大学の部 該当者なし
・一般の部 
 一位 仲間直崇(なおたか)えんどうの花・ふる里
 二位 末広朋子(ともこ) 桑の実・赤ゆらの花
 三位 内間綾子(あやこ) 桑の実・南国の花
・アンサンブルの部・合唱の部には該当者無し

改めて宮良長包の音楽を素晴らしさに聞き入り
審査を忘れて出場されたうたの熱唱に酔いしれておりました。
本コンクールの特筆されるのは審査のあり方でした。
各審査員が審査した採点表(技能・表現)に分けて採点と
出場者へのアドバイスと評価をメモ欄に書き入れ、
審査員欄と本人に渡す欄を切り離し封書に入れて
歌い終わったあと本人に渡し、先生方のメモ書き評価をみて
反省するとことは反省し次回に生かして貰うという
透明かつ公明正大な審査のあり方に感銘しました。
(他にも素晴らしい審査項目もありますが略します)。
また、会場に聴衆賞箱を設置、選挙の用にお客様がそれぞれの出場者うたを
審査して投票用紙を入れて「聴衆賞」を決めるという、斬新なあり方も
素晴らしと思いました。

投票箱から票を取り出し整理し「聴衆賞」を決めるスタッフの皆様
正に選挙の開票風景である。

宮良長包が目差した「音楽は大衆のものである」その誠心が
今回のコンクールに生かされ、お客様から選ばれ見事
「聴衆賞」に輝いたのは一般の部で二位に入賞した末広朋子(桑の実・赤ゆらの花)が獲得しました。
会場からは一番大きな拍手がおきました。
おめでとうございます!!

審査員が審査した成績と会場から選ばれた聴衆賞が一致したのは
文句ない審査の表れだと審査員の一人として
ホットしております。
すばらしい音楽コンクールでした。

出場者の皆様、そしてご父兄並びに宮良長包音楽ファン、
主催者スタッフ、審査員の先生方、お疲れさんでした。