島唄ブログdiary

「でかんしょ節」と中間日

暦をみて初めて知ったのですが
明日の7月2日は一年365日の半分182・5日を基準した「折り返しの日」になり横文字ではハーフタイムデーと日本記念日協会が制定した「真ん中の日」だそうです。

早いもので2020年の輝かしい新年を迎えたと思うと新型コロナに嫌というほど振り回されて気づいたら

もう半年が経ってしまいました。
兵庫県丹波篠山市を代表する歌に

「♪デカンショー デカンショーと半年暮らす 後の半年ゃ寝てくらす」なぜか、今の時期になると口ずさみたくなる大好きな大和の民謡の「デカンショ節」

タイトルの語源も諸説あって面白いよ。

1、古くからの盆踊り唄にある「ドッコイショ」の変化で、「デッコンショ」が「デカンショ」ハヤシ言葉が転訛した説

2、「天下将」たらんとする心意気がそのまま

「テンカノショウ」-「デカンショ」との説、

3、昔から丹波地方は杜氏(とじ)の出た所で、

この人たちが冬から春にかけて神戸の灘郷(なだ)へ

働きにいって唄を流行らせて酒男の生活をうたった

「出稼ぎしょう」が「デカンショ」になった有力説

4、その他、方言で「デゴザンショ」とか、

あるいは大きなこと「デッカイコト」しようが

「デカンショ」へ転訛説

5、徹宵して酒を飲み明かす意の「徹今宵=でっ

こんしょう」から生まれた「デカンショ」説

6,学生たちでも流行ったこともあり有名な

三人の哲学者「デカルト」「カント」「ショウベン

ハウエル」の頭文字をもじって「デカンショ」に

なったという珍説まで生まれ語源論説は収拾が

つかないですが目下ハッキリした当否は不明だが、

説が沢山あるデカンショ節は

それだけ全国の皆に愛されている
デカン証拠?!なのでしょう。( ;∀;)

※(明日の石垣FMサンサンラジオ「歌マール」番組でも

語源諸説論MCしております。)

 

もう一つ、7月2日は日本がユネスコに加盟した日、

ユネスコといえば丹波篠山市も「デカンショ祭り」をユネスコ世界遺産として登録申請中なのですが、2015年には文化庁が歴史ある「丹波篠山デカンショ節―民謡に乗せて歌い継ぐふるさとの記憶」で「日本遺産」として登録されております。

今度は「世界遺産」と街中が盛り上がって居るそうです。(一昨年、石垣市で開催された創造農村ワークショップ会議で一緒になった丹波篠山市役所の小山さんの談)

今年の「デカンショ祭り」はコロナの影響で中止になったそうで残念。来年は是非、雰囲気現場で体感したいものです